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小熊ひと美 青森市議会報告NO.3・ NO.4合併号 令和5年第2回・第3回定例会

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 青森市議会令和5年第2回定例会は、市長選挙のために約1カ月遅れての6月28日~7月25日に行われました。第3回定例会は例年通り8月29日~9月28日の日程で行われました。
 今号は新しい市長のもとでの第2回、第3回の2つの定例会の様子を合併号としてご報告します。

棟方志功記念館の存続を!
全国から署名が1万7000筆

署名をよびかけるポスター

 青森県立美術館で9月24日まで開かれていた『メイキングオブ ムナカタ 生誕120年 棟方志功展』が連日大変な賑わいです。世界のムナカタの根強い人気に改めて驚きます。9月17日には、志功さんと縁の深い5都市が青森市に集まり『棟方志功サミット』が開催されました。こんな中、来年3月末で閉館予定の棟方志功記念館の存続を求める声が一層大きくなっています。
 9月4日には「棟方志功記念館存続 署名の会」の呼びかけで、全国から1万7千筆の署名が集まったと発表がありました。この声を受け、青森市も県に働きかけて、建物だけではなく、記念館の存続と、名前を残すことに力を尽くすよう望みます。

価格高騰支援の給付金のお知らせ
〆切は11月30日

 物価高騰が生活を直撃しています。市では住民税非課税世帯及び均等割のみ課税世帯に向け、支援金を給付します。
【電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金】 【エネルギー・食料品等価格高騰負担軽減支援給付金】
【対象と支給額】住民税非課税世帯 1世帯当たり3万円/住民税均等割のみ課税世帯 1世帯当たり1万5千円
【申請期限】11月30日(木)
【支給時期】確認書又は申請書受理後3週間程度【担当】市福祉政策課物価高騰関連給付金担当【窓口】駅前庁舎3階又は浪岡庁舎1階健康福祉課
※手続など、詳細はHPまたは福祉政策課
(☎017-718-1124)にお問い合わせを。

一般質問でモニターが大活躍

 第2回定例会から、一般質問の際に、資料として議場のモニターに画像を表示できるようになりました。インターネット中継でも内容が表示されます。画像の利用で、議場でも、傍聴のみなさん、議員や理事にとっても、質問の内容がいっそう分かりやすくなりました。
 第3回定例会の一般質問「ねぶた運行について」で、実際に小熊が使ったのが下の図です。事前に提出した画像データが議場の壁の大型モニターに拡大表示されました。図は上が吹き流しスタート方式、下がコロナ前に行われていた一斉スタートで、それぞれの時間の比較を示しています。

第2回定例会 会期6月28日~7月25日
7月10日一般質問

小熊ひと美の7月10日一般質問動画はこちら

1 市長の政治姿勢について
(1)棟方志功記念館について
(2)(仮称)みちのく風力発電事業について
(3)青森公立大学について

【質問(1)】棟方志功記念館は存続を求める声も多く、署名活動も行われている。市長の公約では県に存続を働きかけるとしているが、作品や遺品を展示する場として残すのか、別の用途に転用可能な施設として残すのか、市長の率直な考えを伺いたい。

教育委員会事務局教育部長答弁】どのような形での存続が可能なのか、あらゆる機会を捉え検討するよう、県に働きかけてまいる。

【質問(2)】みちのく風力発電事業は八甲田の自然を破壊するだけでなく、作った電気はすべて大都市圏に送られ、再生可能エネルギーの地産地消という点からも青森市には何らのメリットもない。今議会で市長から、青森市としては白紙撤回を求めると、県及び事業者に対してはっきりと宣言していただきたい。

【西市長答弁】私の公約では、みちのく風力発電事業については白紙撤回すべきと掲げており、出馬会見でも表明したところである。今後の対応は、すぐに県や事業者への要望書等を提出することは考えていないが、宮下県知事も白紙撤回を公約に掲げていることから、県の動向を注視・連携の上、対応してまいる。

※その後西市長は周辺6市町の長と連名で、白紙撤回を求める意見書を事業者に、要望書を知事に提出した。(8/16、17)

【質問(2)】青森公立大学では香取薫学長による教職員へのハラスメントが発覚し、本人の釈明や処分が示されないまま学長が辞任し、学長不在が続いている。同大理事長は青森市と市長が任命、市からの補助金は6億円にのぼることから、ハラスメントと学長辞任についての市長および青森市の考えを示せ。

【企画部長答弁】同大学より報告を受けていた。大学に対しては学生や職員が安心して修学・就労できる環境づくりに取り組むよう、「青森公立大学ハラスメント防止及び対策に関するガイドライン」に基づき適切に対処するよう支援・助言をしていく。

2 LGBTQ・性的マイノリティについて

【質問】国会でいわゆる「LGBT理解増進法」が可決された。この法律で、かえって差別を助長するとの指摘もあるが、成立した以上、本市でもこの法律の「基本理念」に沿って、LGBTQに対する「理解増進と差別禁止」の両輪での対応を講ずる必要がある。今後どう対応するのか、市長の考えを伺いたい。

【市民部長答弁】これまで実施してきた取り組みを継続していくことが重要であると考えており、今後も市民の理解を図るとともに、基本計画や指針の策定状況を含めた国の動向についても注視していく。

【質問】全国の自治体では、同性カップルと同居する子どもを家族として認める「ファミリーシップ制度」の導入が広がっているが、青森市独自のファミリーシップ制度を導入する考えはあるか。

【市民部長答弁】市としては導入を考えていないが、LGBT理解増進法に基づき、今後国が策定する基本計画、指針を受けて適切に対応してまいる。

3 地球温暖化対策について

【質問】青森市の温室効果ガスの削減率12.9%を、2030年までに県と同じ51.5%まで削減するために、市はどのように取り組むのか。

【環境部長答弁】今般改定された国や県の削減目標との整合性を図りながら、本市実行計画の改定をしていくためのアンケート実施などの予算を今定例会で審議している。

【質問】青森市はゼロカーボンシティ宣言をしないという答弁どおりならば、どのようにして県に倣った51.1%の削減目標を達成するつもりか。

【環境部長答弁】予定している温暖化対策実行計画の改定に合わせて、削減目標の引き上げと、達成に向けた施策の見直しを行い、国等が地方公共団体に対して行う支援に注視し、実施可能なものについて活用していく。

第3回定例会 会期8月29日~9月28日
9月8日一般質問

小熊ひと美の9月8日一般質問動画はこちら

1 ねぶた運行について

【質問】今年のねぶた祭の吹き流し方式の運行方法は、コロナ前の一斉スタートに比べて問題が多く、従来の一斉スタートに戻すべきと考える。今回の変更の理由及び運行方法に対する市の見解と今後の対応について示せ。

【経済部長答弁】雑踏対策から吹き流し方式で運行し、一定の効果はあったものの、観光客や関係者から運行関係者の拘束時間やねぶたが来るまでの時間が長く、また運行の遅延で全てのねぶたを観覧できない日があったことなどの意見が寄せられた。来年のねぶた祭ではこれらの意見や市議会での議論を踏まえ、関係団体と連携し、開催方法について検討していく。

2 青森県の最低賃金について

【質問】青森県の最低賃金は10月から898円となるが、大幅引き上げとは言え、未だ全国最低クラスで、この格差が縮まらない限り人口減少が続くのではないか。最低賃金の底上げを図るために中小企業や農家・魚業者に財政的な支援を行う考えはないか。

【経済部長答弁】多額の費用を要する差額の助成は極めて困難であると考える。地域産業の生産性向上や魅力ある仕事創りなどを推進し、地域経済の活性化および市民所得の向上を図ってまいりたい。

3 青森市の原子力防災対策について

【質問】県の計画では、東通原発で重大事故が発生した場合、青森市へ約4万人が広域避するとされているが、青森市の原子力防災計画には広域避難に関する記述がない。原発避難には除染など特殊な準備が必要だが、広域避難に対する市の受け入れ態勢や、県や他の自治体との連携はどうなっているのか。

【経済部長答弁】県や本市が避難対象市町村とあらかじめ調整し、指定した場所に、必要な備蓄品や防災資機材などを整備しており、すべての避難者が安心して避難生活を送ることができるよう、体制を整えている。

INFOMATION

DVD 鎌田慧さんと歩く下北半島 発売のお知らせ

一般質問で取り上げた、核施設と軍事施設が密集する青森県下北半島。ルポライターの鎌田慧さんが下北半島の歴史と今を語り歩きます。
〈小熊も同行してDVDに出演しています〉

【DVD】 価格1000円
お申込:なくそう原発・核燃、あおもりネットワーク事務局
青森市橋本3-15-5 青森県保険医会館内
FAX:017-774-1326 
メール:zai.aomori@gmail.com
(又は直接小熊までお申し込みください)

小熊ひと美 活動日誌
23年4月~9月

街の声を聞く

5/13文教・経済委員会主催
「議員とカダる会」

5/23市民の声を聞きに公民館へ

文化と人権を大切にしたい

7/28
青森市平和祈念式典(カダール)

7/14青函連絡船戦災犠牲者追悼・
平和祈念の集い。
後ろは八甲田丸

地域の方々と

7/27一般質問で触れた
地域の子どもねぶた。
ロープ持ちで参加

5/27町内会花壇の手入れ(花園)

Column
まだコロナにご注意
 地球温暖化の影響でしょうか、今年は暑さが長く続く異例な夏でしたね。青森でも来年以降もこの暑さが続くのでしょうか。
 そしてこの夏、私もとうとうコロナにかかってしまいました。
 春先は統一地方選挙、6月は棟方志功記念館の署名やレインボーパレード、7月は「大間原発反対!本州最北端のロック・フェス・大MAGROCK」、そして8月は孫も青森にやってきて、待ちに待ったねぶた祭。
 暑い中でも大忙しの毎日でしたが、ねぶた祭5日目、運行のお手伝いをした夜から38度台の発熱。熱は下がっても咳がなかなか収まらず、外出できるまでに2週間。その間、常任委員会は欠席となりました。
 周囲ではコロナ感染がやや増えた印象です。5類感染症に引き下げになりましたがまだまだ油断できません。私は一度はずしていたマスクを、再びつけることにしました。みなさんも、くれぐれもご注意ください。

反核燃産直市と集会のお知らせ

県内の原発・核燃サイクルに反対する農家が産地直売会を行います。新鮮な長芋やリンゴなどを格安で提供。
11月12日(日)10:00~15:00
ワ・ラッセ西の広場
同じく12日、隣のワ・ラッセでは、〈反核燃秋の共同2023〉も同時開催。
デモ:12:00~12:45 駅前広場から
集会:12;45~15;15 ワ・ラッセ
多目的室1・2
主催:反核燃秋の共同行動実行委員会

おぐまひと美

こんにちは!小熊ひと美です!
社会民主党青森県連合副代表、青森市議会議員をしております。
会派は、「立憲民主・社民」です。
困っていること、ご要望をどんどんお寄せください。
これからもがんばります!